暮れの歳徳神廻し [見聞録]

2016年12月31日
京都市中京区「神泉苑」は度々記事にしていますが
暮れの年越しカウントダウン的に行われる恵方社廻しに
行ってきました。恵方社とは「歳徳神」トシトクシンが祭られている
小さなお社で神泉苑境内の善女竜王社殿前の南東に祀られている
日本で唯一の恵方社。12月31日の11時45分から祈りが始まり、
平成二十九年の恵方に向かって氏子の有志が社殿を
力を込めて廻します。平成二十九年の恵方は亥子(北北西)です
ので、社殿の背を北北西に向くように廻されます。正面からお参りすると
恵方に向かってお祈りできるよう向けられているのです。
恵方社が池に映ってうつくしい。
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その後、苑内にある料理屋「平八」が年越しそばを振舞います
無料です、ただし150食。それを頂いてから境内北方にある鐘楼で
除夜の鐘を衝かせていただけます。各々半紙に包んだ志を握って
列に並びます。年々年越しのお参りの人数は増える一方、
とりわけ年越しそばの列は境内からはみ出て、次の信号を超え・・・
延々と続いていました(とても150食の範囲に入れるとは思えません)
歳徳神廻しの動画を撮影したのですが、暗いしサイズは大きいし・・・・・
Moo0動画縮小ソフトで小さくしようと試みたのですがエラーエラーで
果たせず断念しました(/ω\)昼間の恵方社はこんな感じ
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神泉苑はその昔、水飢饉のときに弘法大師が雨ごいの祈りを捧げたところ
龍が舞い降りて雨が降ったと言い伝えられていて、本殿には弘法大師が
祀られ、かわいらしい朱色の小さな太鼓橋を渡った処に善女龍王つまり龍が
祀られています。朱色の太鼓橋は、願い事を一つだけ念じながら渡ると
叶えられるそうです。
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善如龍王社の奥、両脇にはかわいい兎の像
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鳥居をくぐって善女龍王社を臨む。右片の白碌色の屋根の社が歳徳神。
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今年も?今年こそ?、佳きことありますように祈りつつ。



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